ラインブレイクの後、素早く釣りに復帰しよう!
2010年 1月 16日 - カテゴリー: てきと丸のウンチク集
ラインシステム全般については以前に多少なりとも書きましたが、今回はある程度色々な結びが出来る方へ、ちょっとした小技の紹介です。
PEラインとリーダーを使ったシステムを組んでいて、どうしても外せない根がかりの際にやむなく糸を切る事があります。皆さん、いつもどこで切れるでしょうか?強度の出るノットを・・・と、強度ばかりを意識してシステムを組んで、自分のシステムは最強だ!と自負している方も居るとは思いますが、そういうシステムに限ってメインラインであるPEラインの痛んでいる部分で高切れすると思います。
水中に多くのラインを残し、更にはもう一度最初からシステムを組み直さなければならないので貴重な釣り場での時間も取られてしまいます。
既に様々なノットが組めると仮定して、もう一歩進んで意識的に弱い場所を作り、出来るだけ水中に余分なラインをゴミとして残さない、システム組みなおしの時間もかからないシステムを最初から組んでみるのはいかがでしょうか?
今回紹介するのはルアー/スナップへの結束をユニノット等を利用して強度を調節する小技なのですが、例えばメインラインとなるPEラインの強度が20lbだとします。そこに30lbのリーダーをFG knotを介して繋ぎます。この時点でシステム全体の強度は多少余裕を見てメインラインの強度から少し余裕分差し引いた18lbとしましょう。リーダーが30lbだろうが、100lbだろうが、一番弱い部分がシステム全体の強度となり、更にキャストを繰り返したり、糸かよれたりしてメインラインの強度も次第に落ちていくので仮に18lbとしました。
このリーダーの先にスナップを結んだり、ルアーを直結したりするのですが、どの道18lbの強度のシステムなのでパロマーノットを使用して30lbリーダーの強度を殆ど落とさずに組んでも、根がかり等でやむなくラインを切らなければならない場合、針の強度を無視して考えると、どこで切れるかというと、メインラインのどこかで切れます。と、考えるとリーダーとスナップ/ルアーへの結束強度を限界まであげても、結局メインラインの痛んだ場所で切れてしまうのであまり意味がありません。
具体的にどこで切れる事が多いかというと、往々にしてFGノットの少し上の部分がリーダーとの素材の違いにより、ヨリが入りやすく痛みやすいので、ここで切れる事になります。そうなると、もう一度FGノットを組みなおさなければならず、時間も取られるうえに、リーダーも水中にゴミとして残す事になるので、出来ればリーダーとルアーの結束部分で切れて欲しいわけです。
ここで便利なのがユニノット。何故かというと、ループをくぐらせる回数で強度の調節が簡単にできるからです。例えばノットの根元の部分を二回くぐらせると強度があがるので多用されていますが、私が何度も試した結果、上手く結べれば3回通したほうが強度があがります。ループの部分も綺麗に結び目が仕上がる範囲でループをくぐらせる回数を増やせば強度があがります。これを逆手に取り、ループをくぐらせる回数を減らし、強度を意識的に落としたユニノットを結ぶ事が可能です。
ユニノット使い上の例にあげたこのシステムを組んでは切りを何度か繰りかえし、理想を言えば18lbギリギリの負荷で切れる様にユニノットを結べれば完璧です。何が完璧なのかと言うと、システム全体の強度をできるだけ落とさずに、摩れ等は考慮しない事として、ただ単純に引っ張られて切れる際はリーダーとスナップ/ルアーの結束部分で切れるシステムが組める事になります。
せっかく30lbのリーダーを使ってるのに18lb弱の強度の結び目を作ったら意味無いじゃん!と思う方も多いかと思いますが、このシステムの場合、リーダーの役割は摩擦に対する予防策です。魚のとラインのが摩れたり、魚が障害物付近で暴れた際にラインが障害物等と摩れたりするのでリーダーを使うわけですが、この役割は結束部分ではなくリーダー自体が担っているので、結束強度をメインラインお強度ギリギリまで落としても問題ありません。この様なシステムを組めれば、万一の根がかりの際にも環境負荷も少ないだけでなく、ささっとリーダーとルアー/スナップを結びなおすだけで釣りに復帰出来るので釣りの時間も増え、結果的に釣果アップに繋がるかもしれません。
尚、この様なシステムだと、ランディングの際にリーダーを掴んで抜きあげる時は例えば30lbのリーダーだからかなりの大物でも大丈夫・・・と油断すると切れてしまう可能性がありますので注意が必要です。大物釣り等ではあまり利用しない方が無難ですが、東京湾のシーバス釣り等においては知っていて損の無いラインシステムの組み方だと思います。
以上、ラインシステムを組む際の小技でした。
PS. 以前にもどこかで書きましたが、スペアスプールにリーダーを繋いだ状態で持ってきておくと、一回目のブレイクの際、即座にスプール交換にて復帰できるのでお勧めです。移動中等に再度予備スプールにリーダーを繋ぎ、スタンバイさせておけばタイムロス無く釣りが出来ます。
2010-01-16 » admin






















